婦人科

婦人科一般外来・がん検診

婦人科一般外来の中でも、当院では、がん検診 (子宮がん検診、乳がん検診)、特に子宮頸がん検診に力を入れています。

子宮頸がんは現在、20代、30代の女性に急激に増えています。

この病気は性行為によってヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスに感染し、その感染が持続することで発症しますが、「検診で早期に発見することができ」、しかも「ワクチンで予防もできる」がんであることが大きな特徴です。HPVへの感染を防ぐには、10代でのワクチンの接種が有効ですが、感染したあとからは防ぐ手段がないため、やはり定期的な子宮頸がん検診が重要になってきます。ところが、日本では25%程度と、諸外国に比べて検診率が低いことが問題です。当院では積極的に子宮頸がん検診を行っています。

性感染症外来

 セックスにより感染する病気を「性感染症(STI)」と呼びます。当院はSTIについても積極的に検査・治療を行っています。「STIなんてごく一部の人が掛かる病気」「セックスによって感染するなんて自分には関係ない」などと思う方もいらっしゃいますが、実は近年、STIの患者数は増加傾向にあります。年代で言うと、女性では10代後半~30代前半、男性だと20代前半~40代前半で特に増えています。

STIの原因となる細菌やウイルスの多くは、感染している人の血液、腟分泌液、唾液、精液などの体液に含まれます。性交時に、この体液と性器や口などの粘膜が接触することで感染につながります。しかし、ほとんどのSTIには自覚症状が少なく、感染したことに気づかないまま進行する場合があります。また、疾患によっては不妊症などの後遺症を残すものもあるため、早めの診断が大切です。

更年期外来・思春期外来

閉経前後に発症する更年期障害、思春期によくみられる月経不順に対し、ホルモン補充療法を始めとした内分泌療法を行っております。

内分泌療法とは、卵巣から分泌されるホルモンのバランスが崩れることによって起こる様々な病気を、女性ホルモン剤を用いて治療することを言います。

女性の一生において、卵巣から分泌されるホルモンは、月経の開始(初潮)から性成熟期を経て月経の終了(閉経)まで大きな変化を伴います。つまり、ホルモンの異常と言っても、それぞれの時期に、さまざまな原因があって、いろいろな症状や疾患が発生します。その変化に応じて、正確な診断と適切なホルモン剤の使用が大切です。

ホルモン療法は、月経コントロールや避妊法のひとつとして用いられておりますが、近年では、月経困難症や月経前症候群の治療法としても、内分泌療法が注目されているところです。

漢方外来

 内分泌療法と同じく、月経不順、更年期障害、月経困難症や月経前症候群、更には不妊治療に至るまで注目されている治療法が漢方療法です。

漢方では、病気を体の一部の異常ではなく、精神的なことも含めた身体全体の不調和ととらえます。漢方療法とは、これを正しく調和させるのが目的で、人が本来持っている自然治癒力を高めることに重点をおいています。その治療の基本は、体のエネルギー源である「気(き)」、血液を指す「血(けつ)」、そして胃液や汗など体内の水分を指す「水(すい)」の3つのバランスを整えることです。頭痛や肩こりは血行が滞る「瘀血(おけつ)」、めまい、冷えなどは血液が不足する「血虚(けっきょ)」、イライラ、動悸は気の流れに異常が生じる「気逆(きぎゃく)」、あるいは「瘀血(おけつ)」が原因と捉えます。当院では、特に冷えとほてりの改善を中心に、漢方を積極的に用いた治療を行います。

その他、不妊症外来(タイミング指導、排卵誘発など)、ブライダルチェック、避妊相談(低用量ピル、子宮内避妊具、緊急避妊など)も積極的に対応しております。