リンパ浮腫の原因
リンパ浮腫は、手足がむくむ病気の1つです。リンパ液の流れが悪くなると（滞ると）、むくみや重さ、だるさがあらわれ、そのまま放置しておくと、関節が曲げにくくなる等、日常生活に悪影響を及ぼします。また、腕や脚がむくんで太くなるだけでなく、皮膚自体もどんどん厚くなり、皮下組織が硬くなることで、「蜂窩織炎」や「象皮症」という病気につながることもあるため、早めの受診と治療が必要です。
主な原因は、乳がんや子宮がん、卵巣がんや皮膚がん等、がん治療の際にリンパ節を取り除くことで、リンパの流れが悪くなり、こういった症状を引き起こします。
リンパ浮腫があらわれるタイミング
リンパ節の切除手術後、1年以内にあらわれる方もいれば、20年以上経ってから発症する方もいる等、発症時期は様々です。
リンパ浮腫の症状
* 足がむくむ
* 足が重い・だるい
* 足が動かしづらい
* 関節が動かしづらい
* 足が疲れやすい
* 皮膚をつまんでもしわが寄りにくい
リンパ浮腫の治療
当院では、リンパ浮腫の治療に力を入れています。
院長は、大学病院でがん治療を行っていた経歴から、多くのリンパ浮腫患者も診てきました。
医療的マッサージ（リンパドレナージュ）や、弾性着衣（ストッキング）によるむくみ解消等、症状に応じて最適な治療を行います。
がん治療後の日常生活を豊かなものとするためにも、当院が全力でサポートいたします。
早期発見のためのセルフチェック
・腕や足の太さを測っておく
・毎日同じ時間に、朝夕2回測るようにする
体のむくみは、1日を通して、時間帯によってその度合いは変化します。
脇に近い二の腕、肩、鼠径部に近い太もも等にリンパ浮腫が発症することが多いため、
「いつもと違うな」と感じたら、その時点でクリニックで受診しましょう。
