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【子宮頸がん】ワクチンで予防できる、唯一のがん

2022.08.01

子宮頸がんとは

子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することで子宮頸部(子宮の入り口)にできるがんのこと。HPV自体がありふれたウイルスで、性行為の経験がある女性の80%以上が、生涯に一度は感染すると言われていることから、性行為の経験があれば、感染の可能性は誰しもにあり、それだけ身近に発症する可能性があるがんです。また、感染からすぐにがんになるわけではなく、異形成(がんになる前の状態)を経て数年以上かけて子宮頸がんとなっていきます。

こんな症状はありませんか?

子宮頸がんは自覚症状がほとんど現れないため、もし以下のような症状に気づいたときは、クリニックでの受診をおすすめします。

  • ●不正出血
  • ●性行為後の出血
  • ●おりものの異常
  • ●月経量が増える
  • ●下腹部痛
  • ●腰や背中が痛い
  • ●生理期間が長引く

など

子宮頸がんの予防と早期発見

子宮頸がんは、実は、予防接種で防げる唯一のがんです。ただし、ワクチンの副反応もあり、それが心配で接種できないという方も実際は多く、そういった方でも年1回の定期検診で早期発見・早期治療に繋げることが大切です。子宮頸がんの検査方法は、子宮頸部(子宮の入り口)を綿棒でこすり、検体を採取して異常な細胞がないか確認する細胞診を行います。子宮頸がんが疑われる場合は、組織検査やコルポスコープ診(腟拡大鏡を使った検査)などの精密検査や、経膣エコーなどの検査も実施して的確に病変を診断します。がんが進行し、ステージが進んでしまってからでは、手遅れになる場合も多く、子宮を残せない可能性も高まります。そうなる前に早めの検査で、ご自身の状態は知ることが、子宮頸がんの予防や早期発見の第一歩です。

子宮頸がんの治療

子宮頸がんの治療は、子宮にメスを入れることなく、CO2レーザーを使った子宮頸部レーザー蒸散術で子宮を残して治療することが可能です。ただしこれは、検査により早期発見できた場合となります。レーザー治療では、子宮頸部の異形成にレーザーを照射し、表層上部を35mm程度焼灼することで異形成を除去し、子宮を温存することが可能になります。この治療にはメリット・デメリットがありますが、メスを入れる手術に比べ、早産のリスクを回避できる可能性が高まります。術後は、レーザーで焼灼した部分がかさぶたになるため、それが剥がれて出血する場合がありますが、出血量が多い場合は、すぐにクリニックへ連絡をしましょう。

子宮頸がんのセカンドオピニオン

かかりつけ医以外の医師に意見を求めることも、時には重要です。よく、セカンドオピニオンを求めること=主治医を変更すること、とお思いの患者さまがいらっしゃますが、決してそういうことではありません。熊本市西区のすえなが婦人科・産科クリニックでは、子宮頸がんのセカンドオピニオンを受け付けていますので、「他の専門家の意見も聞きたい」という方は、ぜひお気軽に、当院までご相談ください。当クリニックの院長は、熊本大学病院でがんを専門に治療するグループに所属していましたので、必要に応じて熊本大学病院のほか、熊本赤十字病院や熊本市民病院などの専門機関をご紹介することも可能です。

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