PMSって何？

PMSとは、月経前症候群とも呼ばれており、生理前に発生する不調のことです。個人差はありますが、生理前3～10日前ぐらいに始まり、生理が始まるとともに不調が改善していきます。

PMSの原因は？

PMSの原因はいまだはっきりとわかってはいませんが、女性ホルモンの変動が関係していると考えられています。女性は排卵のリズムがあり、排卵から月経までの黄体期と呼ばれる期間にエストロゲンとプロゲステロンが多く分泌されます。その後、黄体期が後半にさしかかると、エストロゲンとプロゲステロンの量が急激に低下。脳内のホルモンや神経伝達物質の以上により、PMSが起こるとされています。

しかしホルモンだけでなくストレスの影響も受ける可能性があり、女性ホルモンの低下以外に多くの要因から起こるのでは…と考えられています。

PMSの診断方法

PMSであるかどうかの診断は、症状が月経前になると毎月現れているか、月経が開始すると症状は和らぐのかをチェックします。また出現症状を記録し、月経周期との関連も確認し、症状が似ているPMDDやうつ病などの精神神経疾患でないことを確認したうえで、最終的な診断が出ます。

PMSの治療法

気になる症状があればまずは病院で相談しよう

PMSは、生理前の数日だけ我慢すれば緩和するとはいえ、その数日を毎月我慢しなくてはいけないとなると、つらいものです。生理前の不調は多くの女性が抱える悩みですが、つらくて日常生活にまで支障が出る、毎月生理を迎えるのが憂鬱である、という場合は治療が必要です。無理せず、つらい症状を改善する治療方法を見つけましょう。

ただ相談するだけで少し気持ちが和らぎ、症状が緩和することもあります。まずは医師に相談し、自分の体の変化と向き合いながら、どんな治療をするべきなのかを考えてみてください。