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子宮筋腫ってどんな病気?症状・原因と対策を紹介

2024.07.01

女性特有の病気として知られている子宮筋腫は、若い世代から高齢の方まで発症する可能性があります。決して珍しい病気ではないため、いつ自分がなってもおかしくない、という危機感を持っておきましょう。

ここでは子宮筋腫の特徴や症状、原因などを詳しく紹介します。

子宮筋腫って?

子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍です。腫瘍と聞くと怖いイメージがありますが、悪性の腫瘍ではないため「がん」ではありません。子宮筋腫は30歳以上の女性の2~3割程度に見られます。約3~5人に1人の割合で見られ、誰でもなる可能性があります。

子宮筋腫の原因

子宮筋腫の原因は、はっきりとわかっていません。しかし、女性ホルモンの分泌量が増加する30代ごろから患者数が増加し、閉経すると子宮筋腫が小さくなっていくことがわかっています。そのため、女性ホルモンが影響している、という説が濃厚でしょう。

また、ライフスタイルが子宮筋腫の発症に関係する、という研究データもあります。肥満・食事・運動不足・喫煙などが、子宮筋腫の発症率に関係しているのです。

体重が10㎏増えるごとに子宮筋腫のリスクが20%以上増えるといわれています。

子宮筋腫の症状

子宮筋腫で現れる症状は、人によって違いがあります。どこに筋腫ができるか、そしてそれがどのぐらいの大きさなのかで、症状が異なるでしょう。

・無症状の人も多い

子宮筋腫ができていても、特に自覚症状がない…という人も少なくありません。何も症状はないけど、健康診断でたまたま見つかる…というケースも多いのです。

・月経が変化する

月経の変化は、子宮筋腫でよくある症状です。月経量が増える、月経痛がひどくなるといったケースが多いでしょう。子宮の内側に筋腫ができた場合、月経量が多くなりやすいので注意してください。月経量や月経痛の変化は子宮筋腫以外の原因でも発生しますが、何らかの病気や異常のサインとしてとらえましょう。変化があったときは早めに検査を受けてください。

・不妊症になる

子宮筋腫の数が多かったり、筋腫のサイズが多かったりする場合は、不妊症の原因になります。子宮筋腫が子宮内膜を圧迫し、受精卵が着床しづらくなります。子宮筋腫の影響で不妊症になっていた場合は、筋腫の治療を行えば不妊症も解消されるでしょう。

子宮筋腫の診断方法

子宮筋腫は超音波検査によって診断するのが基本です。超音波検査であれば、体に傷をつけることなく子宮筋腫の有無がチェックできるでしょう。ただし、卵巣腫瘍・子宮肉腫と同じ見た目をしているため、超音波検査だけで区別するのは難しいといわれています。

判断できかねる場合は、MRI検査を行います。子宮筋腫が大きかったり、手術を考えたりする場合も、MRI検査を実施します。

子宮筋腫の治療方法

小さくて症状がない場合は、治療の必要はありません。治療法は手術と薬の2種類です。手術は子宮をすべて取ってしまう場合と、筋腫のみを取る手術があります。筋腫のみを取る手術では小さな筋腫が取り残される可能性もあるため、将来子供が欲しい人、子宮を残したいという希望の強い人に実施されます。

薬に関しては、子宮筋腫を根本的に治すわけではなく、薬で小さくして出血や疼痛といった生活に支障のある症状を軽減するのが目的です。毎日の点鼻薬と4週間に1回行う注射薬の2種類がありますが、半年以上の治療はできません。薬は一時的な使用や閉経が近い年齢の人への一時的治療として用いられます。

子宮内膜症とどう違うの?

子宮と関係する病気の1つには「子宮内膜症」もあります。子宮筋腫と同様に聞く機会が多い病気ですが、子宮内膜症は子宮内膜と同じ組織、または似た組織が子宮の内側以外の場所に発生・発育する病気です。

子宮筋腫のように筋腫ができる病気ではないため、区別して考えましょう。

子宮筋腫かも?というときはすぐに病院へ

子宮筋腫は無症状のまま経過し、閉経とともに小さくなっていく…というのが理想ではありますが、月経の変化が生活にも悪い影響を与え、治療を施さなくてはいけない、というケースもあります。子宮筋腫ではない場合でも、何か病気が隠れているかもしれません。

月経の変化や、そのほかにも違和感がある場合は、すぐに病院で診察を受けましょう。

医院紹介

熊本市西区にある「すえなが婦人科・産科クリニック」は、地域に根差した女性のためのクリニックです。経験豊富な産婦人科専門医が、女性のさまざまな症状・お悩みにお応えします。一般的な産科・婦人科の診察だけでなく、トータルのがん検診、子宮頸がんの予防や早期発見、リンパ浮腫の治療、性感染症の診療にも対応しています。

患者さんにご理解・ご納得していただいてから診療を受けてもらうことを大切にしており、患者さん1人ひとりに時間をかけてお話をして、検査・治療などについて丁寧にお伝えすることにこだわっています。

ご自身の体で何か不安なこと・心配なことがあれば、ぜひ一度ご相談ください。

 

【医院名】
すえなが婦人科・産科クリニック

【住所】
熊本県熊本市西区二本木2丁目8-13

【電話番号】
096-352-7280

【診療時間】
9:00~12:30/13:30~18:00
※土曜の午前診療は14:00まで

【休診日】
土曜午後、日曜、祝日

【アクセス】
市電A系統「田崎橋駅」下車徒歩3分
JR鹿児島本線「熊本駅」下車徒歩5分

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