女性がかかりやすい性病がある？

性病の放置が不妊の原因になる？

不妊にはさまざまな原因がありますが、性感染症も原因の1つです。通常であれば、卵巣から排卵された卵子は、卵管膨大部で精子と受精して、受精卵となります。しかし、性感染症によって卵管が癒着している状態だと、精子が卵管に入れず、受精ができません。なんとか受精しても、子宮内に移動するはずの受精卵が子宮に戻れず、卵管内・腹膜に着床してしまう子宮外妊娠のリスクも高まります。

クラミジア・淋病・トリコモナスといった性感染症は不妊の原因になりやすいため、注意しましょう。

また性病による不妊は、女性だけの問題ではありません。男性がヒトパピローマウイルス感染症になることで精子の運動率が低下したり、クラミジアで無精子症になったりするなど、男性の性感染症が不妊の原因になるケースもあります。

妊娠時に注意するべき性感染症とは

妊娠時は、性感染症の「母子感染」に注意しなければなりません。母子感染を引き起こすと、胎児や申請時に致命的な症状を引き起こす性感染症があります。

性感染症による不妊や母子感染を予防しよう

性感染症による不妊や母子感染は、予防ができます。

・性交渉するパートナーは限定する
・コンドームは正しく着用する
・直接肌に触れるものの共用は避ける
というような普段から気を付けられることから始めましょう。

また性感染症の中には症状が出ないものも多いです。普段から自分の体の変化をチェックし、定期的な検査を心がけてください。検査を受けることで早期発見ができ、不妊や母子感染のリスクが減らせます。