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私の月経って大丈夫…?不正出血と月経の見極め方

2024.02.01

月経の異常を気にする人はとても多く、さまざまな症状・悩みがあります。

ここでは月経の基礎知識や異常を見分ける方法を紹介します。

月経周期と適した月経量

月経の周期は、通常であれば25〜38日以内です。個人差はありますが、変動は基本的に6日以内、持続日数は3〜7日程度であれば問題ないとされています。また月経量に関しては、20〜140mlと大きく異なりますが、通常であれば2・3日目あたりに多くなり、その後少しずつ減っていきます。

この月経周期と月経量を外れている場合は、月経異常の可能性があるでしょう。

焦らず基礎体温をチェック

ただし、一度だけ正常範囲の月経周期と月経量を外れたからといって、焦ることはありません。女性の排卵機能はとても繊細で、ストレスや生活の乱れ、さらには過労や無理なダイエットなどが脳の視床下部に影響しており、ホルモンの乱れが起こって排卵しなくなるケースもあります。数か月以上、月経の異常が続く場合はホルモン剤を使用して月経周期を整える必要があるでしょう。

しかし2〜3か月程度であれば、まずは基礎体温をつけて高温期があることを確認しましょう。高温期があることがわかれば、それほど慌てる必要はありません。

月経以外で起こる出血とは?

では実際に月経以外で起こる出血とはどのようなものがあるのか、見ていきましょう。

・排卵期出血

排卵期出血とは、排卵のタイミングで発生する出血です。本来の月経ではないタイミングで出血が起こるため、もしかして不正出血では…?と心配する人も多いです。しかし排卵期出血は卵巣内の卵胞から分泌されるエストロゲンの量の急激な変化によって発生するものです。一部の子宮内膜が剥がれ落ち、月経と似た出血が起こります。また排卵で卵巣から出血した血液が子宮外に排出されることで起こるケースもあります。

排卵期出血は前の月経と次の月経の間に起こることから、中間期出血とも呼ばれます。

排卵の数日前から起こり、高温期がくると止まるのが特徴です。おりもの・下腹部痛といった症状がおこることもありますが、基本的に問題はありません。落ち着いて対処しましょう。

・無排卵性出血

ストレスや環境の変化、加齢などで脳の視床下部や下垂体からのホルモン分泌が障害され、排卵に何らかの問題が発生すると、卵胞は黄体に変化せずプロゲステロンが分泌されません。少量だけ分泌されるエストロゲンで子宮内膜が厚くなり、維持できなくなって出血します。これが無排卵性出血と呼ばれる出血です。

ホルモンバランスの乱れによる出血で、月経の出血期間が長くなる、前の月経と次の月経までの周期が長くなるもしくは短くなる、という特徴があります。

・膣炎による出血

膣内は、デーテルライン杆菌により、強い酸性に保たれています。強い酸性を保つことで、病原菌から膣を守っているのです。しかし性交渉・ストレス・疲労などで膣の自浄作用がうまくいかなくなると、膣内や子宮の入り口に菌が繁殖し、出血を起こしやすいです。

エストロゲンが低下する更年期以降では「萎縮性膣炎」と呼ばれる炎症が起こりやすく、出血を起こしやすくなるでしょう。

・更年期に発生する出血

日本人の閉経は平均で50歳とされており、閉経の前後5年間が「更年期」と呼ばれます。40歳後半になると無排卵性の月経が起こり、月経の周期がどんどん短くなっていきます。

更年期の不正出血により、子宮頸がんや卵巣がんが見つかることがあります。更年期に該当する年代で不正出血が起こった場合は、できるだけ早く診察・検査を受けましょう。

・妊娠による出血

着床時の出血や妊娠初期に起こる絨毛膜下血腫、切迫早産などでも出血が起こります。

月経は女性にとって「健康」を見つめる良いチャンス

月経は女性の健康状態をチェックするための1つの手段です。まずは自分の正常な月経周期や月経量を知り、変化がないかどうかをチェックしましょう。もしも気になることや不安なことがあれば、一度婦人科で診察を受けることをおすすめします。

熊本市西区にある「すえなが婦人科・産科クリニック」は、地域に根差した女性のためのクリニックです。経験豊富な産婦人科専門医が、女性のさまざまな症状・お悩みにお応えします。一般的な産科・婦人科の診察だけでなく、トータルのがん検診、子宮頸がんの予防や早期発見、リンパ浮腫の治療、性感染症の診療にも対応しています。

患者さんにご理解・ご納得していただいてから診療を受けてもらうことを大切にしており、患者さん1人ひとりに時間をかけてお話をして、検査・治療などについて丁寧にお伝えすることにこだわっています。

ご自身の体で何か不安なこと・心配なことがあれば、ぜひ一度ご相談ください。

医院紹介

医院名 すえなが婦人科・産科クリニック
住所 熊本県熊本市西区二本木2丁目8-13
電話番号 096-352-7280
診療時間 9:00~12:30/13:30~18:00
※土曜の午前診療は14:00まで
休診日 土曜午後、日曜、祝日
アクセス 市電A系統「田崎橋駅」下車徒歩3分
JR鹿児島本線「熊本駅」下車徒歩5分

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