性行為で「避妊に失敗したかも」「避妊しなかった」等の理由から、万が一の望まない妊娠に対して、不安を感じられたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
そういった場合、100%の避妊方法ではありませんが、性行為後72時間以内にアフターピルを服用することで、妊娠を防げる可能性があります。
服用のタイミングは早ければ早いほど良いと言われていますので、迷わずクリニック受診をおすすめいたします。
こんな不安があるときに
・避妊に失敗した
・避妊せず性行為をした
・性行為の途中でコンドームが破れた
・低容量ピルを飲み忘れた
・避妊せずに望まない性行為を強要された
など
アフターピル(緊急避妊薬)による避妊の仕組み
まず、アフターピルを服用することで排卵が抑えられます。卵子がなければ受精することもない、という考え方です。また、排卵後でも、受精や受精卵の着床を防ぐ効果もあり、着床できない=妊娠しない、というのが、緊急避妊の仕組みです。
妊娠成立のプロセス
射精 → 排卵 → 受精 → 受精胚の発育 → 着床 → 着床後の胚発達
ピル服用までの時間と、避妊成功率
直後〜12時間 | 99.50% |
---|---|
13〜24時間 | 98.50% |
25〜36時間 | 98.20% |
37〜48時間 | 97.40% |
49〜60時間 | 96.90% |
61〜72時間 | 95.90% |
避妊が成功したかわかるタイミング
アフターピルの服用後、早ければ3〜4日、遅くても2週間〜3週間以内に、ピルの影響による人工的な生理(消退出血)がおこります。この出血が、避妊成功のサインとなります。つまり、3週間経っても出血がない場合、避妊に失敗している可能性があります。
アフターピルによる副作用
一般的には、吐き気や頭痛、不正出血などの副作用があらわれると言われています。
アフターピルはホルモン量が多く含まれるため強い眠気を感じることがあったり、ホルモンバランスの変化によってお腹がゆるくなり下痢を起こしたり、ホルモンバランスの急激な変化から、不正出血を引き起こす場合があります。しかしこれらの副作用は、通常24時間以内におさまることがほとんどだと言われています。
熊本市西区のすえなが婦人科・産科クリニックでは、望まない妊娠を防ぐための、アフターピル(緊急避妊薬)の処方をしています。緊急避妊は、時間との勝負でもあるため、不安を感じることがあれば、悩まず当院での受診をおすすめいたします。