性行為をしていなくても性感染症にかかるの？

性行為をしていなくても性感染症にかかることは少ないものの、感染しないというわけではありません。性感染症の原因となるウイルスや細菌は、精液や血液といった体液に含まれています。パートナーと粘膜が触れ合ったことで体液が付着することで感染するケースが多いです。

しかし性病の種類によっては、膣性交やキス、オーラルセックスによって性感染症になることもあります。特にのどの性病である咽頭感染症は、キスやオーラルセックスで感染する可能性が高いです。

性行為以外で性感染症になる原因

性感染症のみならず、感染症に感染するパターンは主に3つ、接触感染・飛沫感染・空気感染の3つです。空気感染や飛沫感染によって性感染症にかかることはほとんどありませんが、接触感染では感染する可能性があります。

性感染症に感染した可能性があるときはどうする？

性感染症に感染した可能性があるときは、すぐに医療機関を受診しましょう。すでに尿道のかゆみや排尿時の痛みなどの症状が出ているときは、速やかに受診してください。性感染症は進行すると完治までに長い時間がかかるケースも多いです。

性感染症になっても軽い症状であれば、そのうち治るだろうと放置してしまう人もいるでしょう。しかし、性感染症は、自然治癒しない病気です。しばらくすると一時的に症状が軽くなったりなくなったりすることはありますが、完治したわけではないため注意が必要です。知らないうちに性感染症が進行し、他の病気を発症したり治療の期間が長引いたりします。また知らないうちにパートナーを感染させるリスクもあります。

なんとなくおかしいな…と感じたら病院へ

性感染症にはいろいろな種類があり、どのような症状が出るのかは人によっても異なります。少しでも違和感があったら、まずは病院の診察を受けましょう。

性感染症と聞くと、恥ずかしさが勝って病院に行くのをためらってしまいますが、放置しておいても良いことは１つもありません。できるだけ早く検査を受けて診断してもらい、できるだけ早く治療を受けることで短期間での完治が望めます。